みんなの声から改善した事例を紹介しています。
尾道ドライセットセンター(以下、ドライセットセンター)は、2010年3月に稼働したコープCSネットの物流施設です。中国地区5生協向けに、ドライ商品(常温保存の食品と雑貨)を個人または班ごとに仕分ける作業をしています。
2014年12月現在、敷地内には複数の施設が稼働しており、コープCSネットの物流拠点となっています。
・尾道ドライセットセンター(2010年3月稼働)
・尾道冷凍セットセンター(2012年10月稼働)
・OCRセンター(2012年10月稼働)
・エコセンター(2013年7月稼働)
お米のお届けについて
ビニール袋の中に米だけを入れてほしいです。重たくて抱えられません。他のものは入れないようにしてください。力がないので、ボックスから出すのが大変です。(2014年4月受付)
ドライセットセンター稼働当時、正確に商品をお届けするための対策のひとつとして
「手渡し商品
を減らし、多くの商品をひとつの袋に入れる」という考えのもと商品仕分けの基準を作りました。
それにより1枚の集品用袋の中にお米(5kg)の他にも様々な商品を入れてお届けするようになり
ました。商品のお届けはより正確になりましたが、一方で高齢の組合員さんを中心に
「ひとつの袋に入っている商品が重すぎる」「5kgのお米だけをひとつの袋に入れてほしい」など
の声を頂くようになりました。
組合員さんの利便性を高めるため、商品の仕分け基準を見直すことにしました。
物流委員会は、コープCSネットと中国地区5生協の物流担当者が参加して、よりよい物流を検討する委員会です。
「できるかぎり多くの商品を袋に入れる」という基準を、組合員さんの負担軽減、配送担当者の作業軽減、ドライセットセンターの作業軽減など、様々な角度から検証し、より組合員さんの負担が軽減できるようなお届け方法にならないか、再検討しました。
2014年6月1回お届け分より、お米(5kg)に関しては、4kg以上の大型商品(ジュースケースなど)とは、一緒の袋に入れないようにしました。お米と軽い商品は一緒の袋に入ることもありますが、今までよりは負担が軽くなります。
検証結果
2014年12月現在、お米のお届け方法を変更してから約半年が経過していますが、お米のお届け方法に関する声は減少しました。組合員さんの利便性が高まったと考えています。