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平和の折り鶴昇華再生事業 平和の折り鶴昇華再生事業

折り鶴に託された思いを
昇華させるための方策

(広島市HPより)

平和記念公園の「原爆の子の像」には、国内外から年間約1,000万羽、重さにして10トン以上の折り鶴が捧げられています。
折り鶴を捧げた人々の平和を願う思いが、様々な過程を経て、広島市民をはじめ世界の多くの人々の心に刻まれ、核兵器廃絶と世界恒久平和を願う輪が広がり、さらに、新たな「思い」として継承される方策を目指します。

折り鶴が広島に
寄せられるようになった背景

原爆の子の像のモデルとなっている佐々木禎子さんは、2歳の時に被爆し、被爆から10年後、6年生のときに突然白血病を発症しました。禎子さんは、入院中、鶴を千羽折ると病気が治ると聞き、千羽を超える鶴を折りましたが、8か月の闘病生活の末に亡くなりました。
佐々木禎子さんの同級生たちは、禎子さんの死に大きな衝撃を受け、これをきっかけとして、「原爆で亡くなった全ての子どもたちのために慰霊碑をつくろう」と呼びかけを始めました。同級生たちの思いから始まったこの呼びかけは、市内の小・中・高等学校を巻き込んだ大きな運動に発展し、運動の趣旨に賛同した人々から多くの募金が寄せられ、1958年5月、平和記念公園内に「原爆の子の像」が完成しました。

折り鶴に託された思いを昇華させるための方策について(広島市ホームページ)

折り鶴と「原爆の子の像」についてはこちら

コープCSネットが取り組む
「平和の折り鶴昇華再生」とは?

広島市中区にある平和記念公園の「原爆の子の像」などに寄贈される『平和の折り鶴』を再生原料として加工し、商品化する事業です。広島市の平和への取り組みに賛同し、広島県生協連・生協ひろしま・コープCSネットが共同して2014年9月に事業を開始しました。平和の折り鶴をリサイクル(再商品化)することで、平和活動に取り組んでいます。

2014年事業開始時の共同記者会見の様子
左:生協ひろしま横山専務理事/中央:コープCSネット小泉理事長/右:広島県生協連高田専務理事

平和の折り鶴は廻る

折り鶴に託された平和への思いは、平和の折り鶴昇華再生事業によって廻っていきます。平和への思いを継承し、再商品化の為に様々な工程を経て昇華し、さらに新たな思いとして継承されていきます。

平和の折り鶴は廻る

*(株)ハートコープおのみちはコープCSネットの特例子会社で、再生資源物(ダンボール、古紙、牛乳パック、内袋等)の集積、加工などの業務を行っています。

平和への思いを商品にこめて

世界中の人々の思いのこもった『平和の折り鶴』。現在、商品はカレンダー、おりがみ、ノート、名刺、封筒などで展開。商品には広島市の「折り鶴ロゴマーク」をつけています。ロゴマークは、「原爆の子の像」にささげられるたくさんの折り鶴と、そこに込められた多くの人々の思いと祈り、夢や願いをカラフルな一羽の折り鶴で象徴し、物質としての折り鶴と様々な思いが細かく分散されて広がり、昇華されていくイメージを表現しています。

広島市の「折り鶴ロゴマーク」

折り鶴に託された平和への思いを昇華し、「折り鶴ロゴマーク」の付いた商品を使うことによって、多くの方に平和への思いを感じていただき社会の中で循環させる、そんな「平和の折り鶴昇華再生事業」に取り組んでいます。

商品の例 商品の例

3ヶ月メモカレンダー
中国四国9生協で展開しています

折り鶴リサイクル
ノート A5サイズ32ページ

折り鶴 刺繍入り タオルハンカチ (青) (白)
約25×25cm

折り鶴タオルハンカチ (ブルー)(ピンク)
約25×25cm

CO・OP共済
折り鶴再生 おりがみ(50枚入り)