生活協同組合連合会コープ中国四国事業連合(コープCSネット)

設立趣意書

中四国エリアの生協運動を深耕するために

わたしたちは、中四国各県で組合員のくらしに貢献するために活動し、地域社会から期待される存在となってきました。しかし、厳しい経済環境や激しいくらしの変化の中で、これまで以上の事業水準を構築しなければ存在そのものが問われる時代となってきています。各生協が研鑚を重ねるとともに、生協運動誕生以来の原則の一つである生協間連帯の質的な向上が不可欠ともいえます。

わたしたちは、これまでも非食品事業や商品の共同仕入などの事業連帯を積み重ねてきました。そして、お互いの特性を生かしつつ、一致する理念や事業戦略に基づいて、あらゆる事業分野で連帯を深めていく必要性と可能性について認識を共有してきました。

中四国のエリアは、日本海・瀬戸内海・太平洋にかこまれ、中国山脈と四国山脈を有する、豊かな自然に恵まれた地域です。それぞれの地域にあった暮らし方や文化が創られてきました。生協運動はその地域に根ざして活動するとともに、生活者として共通する願いやニーズに対して、県の枠を越えて連帯することで、より高い実現力を発揮することができます。協同と連帯の中で行われる交流や共同研究が、各生協の発展に結びつくことにも確信を持ってきました。

わたしたちは、これまでの連帯活動と協議を通じて次のような基本認識のもとに事業連帯を促進していきます。
(1)連帯の目的は、参加生協の組合員要求実現と生協経営強化に役立つものであること。
(2)参加生協の自立性を前提に各生協の主体的活動強化に貢献する連帯であること。
(3)「経済メリット=実利」を実感できる連帯を構築すべきこと。
(4)1生協の規模では実現できない業態や事業の展開を可能にできるものであること。
(5)情報の公開を前提にした一致点の拡大による連帯の推進をはかること。
この基本認識のもとに、商品の共同仕入の事業から開始し、その進捗と協議の上で総合的な事業連帯を作り上げていくことをめざします。

こうした事業連帯が、その期待に応えられるように「生活協同組合連合会コープ中国四国事業連合」を設立するものです。

2005年7月22日

生活協同組合連合会コープ中国四国事業連合 設立発起人会

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